上三川町の古民家 〜未来へつながる通り土間〜
作品情報
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上三川町の古民家
栃木県河内郡上三川町
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設計担当:納谷学、岡田裕介
構造設計:長坂設計校舎 長坂健太郎
施工会社:成常建設 松島
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構造形式:木造在来工法(古民家)
竣工年月:2012年1月
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延床面積:168.39㎡(50.94坪)
上三川町の古民家
栃木県河内郡上三川町
栃木県・上三川町で、築150年以上の古民家をリノベーションしました。
既存の古民家は、かつて日本中どこにでもあった水周りのある土間と玄関が一緒になった農家の形式です。
それが長い年月の間にさまざまな家族形成を経て、増改築を繰り返していました。
現在も家族構成も変わり、増築した部屋は要らなくなり、その部屋を減築して、新しい生活(白い筒状の箱)を挿入しました。
もともとあっただろう土間を、北庭にダイレクトに繋がる通り土間として蘇らせ、そこに新しい生活(白い筒状の空間)をつなげました。
南庭に開いている和室の続き間は、土間に近い方を仏間として、奥を親世帯の寝室にしました。
中廊下を挟んで北側には子世帯のプライベートスペースを計画し、荒れて使われていなかった北庭を整備しました。
既存の古民家のプランを読込み、蘇らせた通り土間が二世帯の交流の場として、近隣の井戸端会議の場として再生できればと思います。