日立の二世帯住宅 〜ネックレスで出来た中庭と坪庭〜
作品情報
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日立の二世帯住宅
茨城県日立市
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設計担当:納谷学、滝沢茂雄、野中郷太
施工会社:昴建設 豊田
構造設計:かい構造設計 寺門規男
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構造形式:木造在来工法 一部二階建て
竣工年月:2009年11月
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延床面積:206.24㎡(62.38坪)
敷地面積:252.28㎡(76.47坪)
1階床面積:137.49㎡(41.59坪)
2階床面積: 68.75㎡(20.79坪)
日立の二世帯住宅
茨城県日立市
日立に二世帯住宅を計画しました。
前面道路と敷地に120cmほどの高低差があったため、その高低差を利用して駐車スペースをつくりました。
求められた必要な部屋を隙間を開けながら敷地いっぱいに並べ、その内側を廊下で各部屋をネックレスのように繋げ、敷地中央に中庭を造りました。
敷地中央の中庭は、家族みんなが集まる大きな中庭です。
一方、各諸室の隙間はそれぞれの部屋の専用の庭となりました。
例えば、浴室の横の隙間は坪庭に。例えば、個室と個室の間はプライバシーを守りながら専用の庭に。
中庭を家族が集まる家族のパブリックな庭だとすると、各諸室の間の隙間は家族のプライベートな庭と言えるかもしれません。