丸の内 展覧会 「突然ですが、納谷建築設計事務所 2019年9月7日から19日まで 丸の内に引っ越します」展
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主 催:ASJアーキテクト・スタジオ・ジャパン
設計担当:納谷学、納谷新、高野健太、
施工会社:ビーンズ 鈴木大、中嶋京
施工補助:納谷建築設計事務所 スタッフ
会 場:ASJ TOKYO CELL
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展示形式:木毛セメント板
発泡スチロール板
打放し用型枠合板
展示会期:2019年9月7日~19日
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協賛会社:ASJ TOKYO CELL 丸山雄平
三協アルミ
馬淵建設株式会社
東京・丸の内のASJ TOKYO CELLで、納谷建築設計事務所の展覧会を開催しました。
会期中は事務所の機能を丸の内に移し、実務の打合せや模型製作などの作業を実際にしました。
展示内容は、これまでの納谷事務所の歩みを模型とパネルを使って展示しました。
展示スペースは時系列順に大きく3つのゾーンに分かれていて、展示台を蛇行させながら会場全体に配置し模型とデータファイルを置き、その周囲に関連したパネルを展示しました。
また、短い会期中に使うためだけに家具や展示台を造っても破棄することになってしまうので、木毛セメント板と発泡スチロール、それに打放し用型枠合板を重ねて積み上げ、会期後も再利用しました。小さなSDGsの試みです。
会期中は、おかげさまでたくさんの方に来て頂き、感謝です。
ごあいさつ
1989年 納谷学は納谷学建築設計事務所としてスタートし、1993年に納谷新と合流し納谷建築設計事務所と改名しました。2019年4月をもちまして、30年目に突入致しました。
開設当初は何ひとつ確かなものは無く、時々舞い込んでくる小さな店舗の設計からスタートしました。
何度も住宅設計の話は経ち切れし、はじめて建ち上がったのが「京都の住宅」です。この住宅から少しずつ仕事が増え、振り返るとこの30年余りの間に、おおよそ200程のプロジェクトが形となりました。また、当初一人で始めた事務所も現在スタッフが7人まで増えました。
集合住宅やリノベーションなど、住宅系のプロジェクトが全体の7割を占め、最近では車のショールームやこども園、シェアオフィス、高速道路のパーキングエリアなど公共性の高い建築も携われる様になり、現在は古民家を宿泊施設にコンバージョンするプロジェクトを福岡の東峰村で進めています。
200のプロジェクトの一つ一つにクライアントとの思い出が詰まっていて、われわれにとってはかけがえのない出会いと経験を頂いたプロジェクトです。今回の展示会では、そのすべてを皆様にお伝えする事は出来ませんが、われわれが26年余りの中で節目となったいくつかの作品を中心に展示させて頂きました。
最初に声をかけて頂いただけではなく、「納谷事務所が丸の内に引っ越す」という無謀な企画を快く承諾して頂いたASJの丸山様をはじめ、企画をサポートして頂いたASJのスタッフの皆様、また会場を施工していただいたビーンズの皆様をはじめ多くのスポンサーの皆様、いつも心配をして見守ってくれている皆様、改めてここに感謝の意を表したいと思います。