千歳烏山の住宅 〜小さな自然を切り取る〜
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設計担当:納谷学、山田安津子
構造設計:かい構造設計 寺門規男
施工会社:高石建設 小林泰治
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構造形式:木造在来工法 2階建て(ロフト付き)
竣工年月:2005年8月
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敷地面積:83.56m²(25.28坪)
延床面積 : 61.20m²(18.51坪)
1階面積 : 20.70m²(6.26坪)
2階面積 : 40.50m²(12.25坪)
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掲載誌:『新建築 住宅特集 2007.12号』
『エスクァイア 2008.04号』
『Lives2005.12/2006.01』
『自分時間 Vol.08』
敷地は、北側と道路を挟んだ東側に高い木々が生い茂る寺町特有の環境の中にあります。
計画では、周囲の緑との距離を縮めることにしました。
持ち上げた住空間には、必要最低限の窓を用意し、大きさと位置、高さに変化を与えました。また、ちいさな住宅ながらもデッキテラスを用意し、外部と繋がり風を日常的に感じるようにしました。テラスデッキの天井には穴が空いていて、空が見えます。それぞれの窓からは、切り取られた周囲の緑や空が住空間に飛び込んできます。
「千歳烏山の住宅」は、この敷地特有の環境を読み込み、敷地周囲の全ての風景を受け入れるのではなく、散りばめられた様々な窓の連続によって断片的に周囲の小さな自然を切り取り、緑や空に包まれた豊かな住空間を生み出そうというちいさな住宅の試みです。
『新建築 住宅特集 2007.12号』のTEXTより抜粋
敷地は北側と道路を挟んだ東側に背の高い木々が生い茂り、寺町特有の環境の中にある。
グランドレベルからでは、木々の緑は十分に享受できないことから、住空間を持ちあげ、緑との距離を縮める事にした。
持上げた住空間には、必要最低限の窓を用意し、大きさと位置、高さに変化を与えた。
『千歳烏山の住宅』はこの敷地特有の環境を読み込み、風景の全てを享受するのではなく、ちりばめられた様々な窓の連続により断片的に自然を切り取り、豊かな住空間を生み出そうという小さな住宅の試みである。