本八幡の住宅 〜小さな住宅の可能性〜
作品情報
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本八幡の住宅
千葉県市川市
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設計担当:納谷学、松下有為
構造設計:森部康司
施工会社:広橋工務店 廣橋利昭
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構造形式:木造在来工法 2階建て
竣工年月:2011年11月
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敷地面積:75.10㎡(22.72坪)
延床面積:59.62㎡(18.04坪)
1階床面積:33.12㎡(10.02坪)
2階床面積:26.50㎡(8.02坪)
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掲載誌:『dezeen』
本八幡の住宅
千葉県市川市
駅から中小のマンションが続き、街が戸建ての住宅地に移り変わってっていくそのエッジの小さな土地に、仲のいい家族のための小さな住宅を建てることになりました。
建てるのは小さな箱でも、そこにこの家族の未来のための準備をしてあげたい、と考えました。
敷地の周囲はマンションに囲まれているため、南の庭にも光は入りません。
道路側に建物を寄せ、敷地奥に余白を残すことを提案しました。
1階は長方形のプランの中央に玄関と2階への螺旋階段、それに浴室などの水周りを計画して、両側に子供部屋と寝室に分けました。
2階は、大きなワンルーム。リビング・ダイニング・キッチン、それに続くデッキテラスを計画し、天井を高くして開放的にしました。
竣工してから5年。
空けて残した土地に小さな書斎を造り、1階の寝室と繋げ、2階のデッキから覗ける豊かな住宅に育ちました。