納谷建築設計事務所 〜浸水を超えて〜
作品情報
TEXT
納谷建築設計事務所
神奈川県中原区
-
設計担当:納谷学、納谷新、島田明生子
施工会社:ビーンズ 鈴木大、中嶋京
-
最寄駅 :武蔵小杉駅
計画範囲:RC3階建ての1階部分
PHOTO :吉田誠
-
床面積 :67.40㎡(20.38坪)
納谷建築設計事務所
神奈川県中原区
2019年10月13日未明、台風19号の影響による多摩川からの逆流によって、床から1200までの浸水被害を受けました。それまでの資料や業務の整理という膨大な仕事に追われましたが、多くの方のご支援と励ましによって約半年後、おかげさまで新しい事務所に移りました。
多摩川から離れたとはいえ、生活し慣れた武蔵小杉界隈から離れることはできません。既存の天井と床の仕上げを一旦剥がし、スケルトンな空間を得ました。
設計事務所に絶対必要な本棚は、浸水被害の影響を受けたこともあって、腰までがスチールフレーム、その上にラワンベニヤの箱を載せたデザインを採用しました。